サロン・デュ・ショコラ2022年 オンライン販売の戦利品(セレクションボックス)
サロン・デュ・ショコラ2022年のオンライン販売戦利品の紹介です。
激戦・混線の結果、購入できたのはセレクションボックスとタダシ・ナカムラ・パリのオランジェットの2点のみでした…。
オランジェットはオンライン最終日まで在庫があったし、伊勢丹オンラインショップ終了後も婦人画報でも販売していたので、実際勝ち取ったといえるのはセレクションボックスくらいです。
お目当てのチョコは在庫があって一旦カートに入れたのに、他のチョコを見ている間に在庫切れになってしまったので、確保し次第送料の重複覚悟で会計しておけばよかったと後悔してもしきれません。泣
とはいえ、購入できた品はさすがの味だったのでご紹介します!
左が2022年セレクションボックス、
右がタダシ・ナカムラ・パリのオランジェットです。
どちらもパッケージがおしゃれで高級感があり、プレゼント用としても自分用のご褒美にもふさわしい見た目です。
こちらの記事ではセレクションボックスのご紹介をしていきます。
セレクションボックス プール・ラヴニール(16粒入) 8,424円
各ボンボンショコラの詳細です。
(伊勢丹オンラインからの引用です)
パンプルムース〈クリスティーヌ・フェルベール〉
年々、異常気象を肌で感じていて、近い未来に柑橘の畑に囲まれて地元で幸せに過ごしていること想像するというフェルベールさん★好奇心を旺盛にしてくれる大好きな柑橘。今回はパンプルムース=グレープフルーツをコンフィにしてバラ風味のホワイトガナッシュと2層のボンボンに仕立ててくれました。
グリーン ハート〈ジャン=ポール・エヴァン〉
ショコラが喜びをもたらすものであり続けるため未来に繋げたいのは、偉大なる古典へのオマージュと創作に挑戦し続ける姿勢★スペキュロス風味のヘーゼルナッツプラリネ。アルプスの緑を思わせるグリーンのハートにしたのは人生にささやかな喜びや変化を見つけることこそが大切だよというメッセージ。
ユズ プラリネ〈パティスリー・サダハル・アオキ・パリ〉
未来に向けてのテーマは持続と進化。生まれ育った「日本」と人生の半分以上を過ごし成長させてくれた「フランス」の美味しさを併せ持つひと粒を作りたかった★爽やかな国産柚子の風味を閉じ込めたガナッシュと、フランス人が愛するプラリネの2層。それぞれの国の素材や食文化を大切にしていきたい。
長年一緒に仕事をした〈ラ・メゾン・デュ・ショコラ〉の創業者ランクス氏が教えてくれたバスク地方のエスプレット唐辛子のチョコ。時代を超えていつまでも残していきたい思い出の地の味★独特なスパイス感をもつ唐辛子に繊細な花椒の香りを合わせ、生き生きと弾けるようなミルクガナッシュに仕立てました。
ル・クリスピー〈カンタン・バイィ〉
自家製のプラリネを使うことは未来へ継承すべき重要な過程。さらに、いくつかの文化や国の材料をMIXすることも今後のテーマだというバイィ氏★アーモンドとヘーゼルナッツとクレープダンテルに日本の玄米を加えたショコラ。このひと粒に彼が未来に残したいもののエッセンスが詰まっています。
ヴァラ〈ベルナシオン〉
子供時代に大好きだったキャラメルやフィユティーヌ。美味しい記憶が未来への力、エネルギーになると信じている★メゾンが代々大切にしているローカルな地元の原材料を使用。フィユティーヌ&アーモンドのプラリネとキャラメル・オ・ブールサレの2層のボンボンを55%のノワールでコーティング。
シトロン ニース〈モリ ヨシダ〉
バカンスでニースのレモンと出会って以来、世界観が変わったという吉田氏。未来永劫、自分が感じたレモンの感動的な美味しさを伝えていきたい★アーモンドとヘーゼルナッツのプラリネにニース産のレモンの果皮をそのまま練り込み40%のショコラ オ レでコーティング。シンプルなレモンの香りがキレイ。
パッション〈フィリップ・ベル〉
情熱無くして未来はない。情熱のある人に店を継いで欲しいし、情熱という言葉は人生においても一番大切だと語るベルさん。ショコラ、バイク、奥様。全てがパッション!★みんなが大好きなパッションフルーツ風味のセミ・リキッドのキャラメルボールを、ノワールのチョコレートで包んだ球体のひと粒。
チャンチャマイヨ63%〈パティシエ エス コヤマ〉
自身のエポックメイキングなカカオだという「チャンチャマイヨ」。未来でもさまざまな素材とマリアージュして、多彩な世界を見せてくれるポテンシャルを秘めている★立体的に広がる花のような香りに、アプリコットのような酸味とカカオの余韻の中に潜むキャラメル感。爽やかな味わいのひと粒。
マンダリン エ シトロン〈クリスチャン・カンプリニ〉
ショコラ作りの一連の流れをシンプルにすることの重要性や、環境への配慮などをさらに考えるべきだというカンプリニ氏。それらはショコラティエや小規模生産者、地球や人類の未来を守ることに繋がると考えています★得意な柑橘、レモンとマンダリンのコンフィのガナッシュをノワールでコーティング。
ミエル〈ヤン・ブリス〉
未来と聞いて蜂を連想したというブリス氏。自然のエコシステムを回している蜂。蜂蜜は大切な自然の恵み。未来へ残していきたい財産★同じイル・ド・フランス県内にある養蜂家から分けてもらったニンジンの花の蜂蜜を使ったショコラ。フローラルな蜂蜜の甘さによって驚きの美味しさを生み出せたと自負。
ヴィキング〈アルバン・ギルメ〉
未来と聞くと生まれ育った土地のことを思うというギルメ氏。試行錯誤の末、地元産のバターを調理する時に感じるヘーゼルナッツの香りからヒントを得て作った作品★サクサクのサブレ生地を入れたヘーゼルナッツのプラリネをレでコーティング。デコレーションでノルマンディー海岸の波を表現しています。
EVOCAO Coco〈ナオミ・ミズノ〉
ひと粒のボンボンショコラが、ショコラティエだけでなくサスティナブルな活動や意識を世界に広げる事を期待しているという水野氏★皮なども捨てずにカカオを丸ごと使ったクリアな味わいが特徴的なEVOCAOのガナッシュに、ココナッツの甘い香りを重ねました。自然の恵みを存分に感じられるショコラ。
ガナッシュ オリジン〈フランク・ケストナー〉
世界中が巻き込まれてしまったコロナ禍と、由々しき問題である地球温暖化。世界や自然を乱す原因となる過剰な消費を制限するため「バランス」を考慮しながら生きることの必要性を強く感じているという★ショコラにおけるバランス感覚とは何かを具現化したというグアテマラ産カカオを使ったガナッシュ。
未来に向けてますますシンプルになりたいと考えているというアヴェッカー氏。シンプルで美味しい。そんな未来が理想★想いを表現したシンプルなアーモンドとヘーゼルナッツのプラリネショコラ。コーティングもせず素朴なボンボンにあえてしたそう。自分でも初めて作ってとても気に入っているとか。
パショネマンパッション〈ニコラ・ベルナルデ〉
チョコレート職人は次の世代のために、環境と地球の未来を守るために、自分の創造性や技術、情熱のすべてを見せるべきだと考えているというベルナルデ氏★ほとばしるような情熱を表現するパッションフルーツを使ったガナッシュを、上質なミルクチョコレートでコーティングしたというボンボンショコラ。
以上、16粒です。
個人的にはクリスティーヌ・フェルベールとフィリップベル、アルバン・ギルメ、フレデリック・アヴェッガーがすごくおいしかったです♪
プラリネが好きなので外のコーティングが薄くザクザク食感で風味豊かなプラリネは、また食べたい!!と思う味でした。
また、フルーツガナッシュはそこまで好きというわけではなかったのですが、
クリスティーヌ・フェルベールのショコラを噛んだ瞬間のグレープフルーツの華やかな香り、あとからふわっと香るバラの風味は驚きでしたし、
色々なショコラを味見するなかで、フィリップベルの強烈なパッションフルーツの酸味と爽やかさは、パッションフルーツガナッシュってこんなにおいしいんだ!!と、フルーツガナッシュに開眼したほどでした。
大体高級ショコラを買うと1粒300円くらいなので、1箱8,424円のセレクションボックスは1粒あたり526円です。
そう考えるとかなり割高ではありますが、サロン・デュ・ショコラ初挑戦で有名ブランドのショコラをほとんど食べたことがない私には、とてもよい入門ボックスでした!
金額はしましたが満足感は高いです♡
来年またセレクションボックスを買うかと言われるとコストの面で少し迷いますが、全く違うテーマのセレクションボックスもあるので、そっちも買ってみたい欲が出ました。
来年は、フィリップベル、クリスティーヌ・フェルベール、アルバン・ギルメ、フレデリック・アヴェッガーは指名買いして、もっと他のショコラも試してみたいと思います。
去年・一昨年は育児、今年は妊娠中で会場参加ができなかったので、来年こそは夫に子供を預けて会場参加したいですね…
同じく戦利品のタダシ・ナカムラ・パリのオランジェットは、また別の記事で紹介します!